近大附は全国高校選手権に5度、インターハイに9度出場した強豪だが、選手権には2011年の第90回大会以来、13年代表権を獲得できないでいる。
それだけに寺師監督も「こういう大会に参加し、各地の強豪と対戦することで力を付けていきたい」と話すと、「母国を率いるのはプレッシャーもありますが、楽しいし幸せです」と述べた。
前線で攻撃陣を引っ張る筒井の思いも指揮官と同じだ。「大阪だとイチフナのように全国大会で何度も優勝しているチームと対戦する機会がないので、格上とやれて感謝しています」と、すがすがしい表情で語る。ただ「強豪だからこそ気持ちで負けないように戦った。前半はうちの特長を出せて良かった。来年のインターハイ予選までに力を蓄えて久しぶりの全国大会を狙いたい」と来季の目標を口にした。
(写真・文=河野正)
▽横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会