千葉県柏市の県立柏の葉公園総合競技場では札幌大谷(北海道)が初出場・藤井学園寒川(香川)の挑戦を受ける。札幌大谷は来季からJ2昇格するFC今治内定のキャプテンMF10笹修大(3年)を中心に足下の技術に優れるが、対する寒川もキャプテンのMF7伊藤瑛規(3年)をはじめ、フットサルで鍛えた技術は確か。見ていても楽しい、やっていても楽しい試合展開が期待できそうだ。

 千葉県千葉市のフクダ電子アリーナには来年早々に海を渡りイングランド・プレミア1部サンサウプトンでプロキャリアをスタートさせる日章学園FW14高岡伶颯(3年)が降臨。キャプテンとしてもチームをけん引する高岡が、キャプテンのDF4堀田昊生(3年)を中心に結束力を高める西目(秋田)の守備網を破り、自らの実力を証明するゴールをマークできるかに着目したい。 

 そして神奈川県横浜市のニッパツ三ッ沢競技場では、東北学院(宮城)と奈良育英(奈良)がぶつかることに。37大会ぶりに選手権の扉を開けた東北学院では橋本俊一監督とGK1橋本脩礼(3年)の親子鷹、奈良育英では奈良県大会6ゴールのFW9藤川陽太(3年)のプレーから各所に目を見張っていきたい。

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▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権