クサビを打ち込むタイミングとともに目を惹いたのは周囲との関係性で、中盤の選手がタイミングよく降りてきてもらうように細かく指示。また、前から奪いに来る相手の2トップを上手く引き付けてスペースを空ける動きも効果的だった。
もう一つの強みは球際の強さで「相手のFWに入った瞬間は日頃から狙っている」と胸を張る。身長は176cmとセンターバックとして小柄な部類に入るが、タイミングよく相手より先に跳ぼうと意識しているため競り合いでもそう簡単には負けない。試合後、金晃正監督が「相手FWにボールが入った“今!”という瞬間に上手く潰せていた。それにビルドアップの時も相手を見ながら上手く繋げていた」と評し、試合のMVPとして挙げたのも頷けるパフォーマンスだった。
▽第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ
第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ