少数精鋭の19人で6試合を戦い抜いた水口の夘田雄基監督は、「攻撃では相手を早く追い越すことが大事。今年のチームには”槍”のような突破力のある選手がいるが、彼一人に頼るのではなく、周りが先手を取って動き出すことで、より多くのチャンスを作り出せる」と語る。決勝の2点目についても「相手より先に動いたことが得点につながった。結局、運動量が鍵になる」と強調し、「相手を引き込むことで生まれるチャンスもある」と試合運びの重要性も説いた。

優勝カップを掲げる梅田旬キャプテン
優勝チームのキャプテン・梅田旬(新3年)は「新人戦では優勝できなかったので、ここでタイトルを取れてよかった」と笑顔を見せた。大会を通じて難しい試合が続く中、監督からは「立ち上がりを大事にしろ」と厳しく指導され、チーム全体で意識して取り組んできたという。4日間の戦いの中で、「アップや細かい部分の修正を重ね、雰囲気の悪さを指摘されることもあったが、声を出してプレーできるようになってきた」とチームの成長を実感。夜の時間には他学年との交流を深めることもでき、「普段話す機会の少ない選手とも関われたのはよかった」と振り返った。また「食事や栄養に関する座学もあり、今後のパフォーマンス向上につなげていきたい」と話すように学びの充実も図れたようだ。
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