自分たちが生まれた時からすでに青森山田の連覇が始まっていた世代なのだから、"打倒青森山田"と何回も口にはしてきた本人たちも、実際に倒せると想像するのは難しい。それでも彼らは本当に倒した。そしてここからは未知の世界が広がっている。
全国大会に話が及ぶと、無理やり頭を切り替え「その前に東北大会が数週間後にあるので優勝を目指して、あとは全国で勝っていく。1回戦で負けたらやっぱり山田の方が良かったよねと、もちろんなっちゃうと思うので、自分たちが野西の底力を、今日以上のゲームを見せていきたいなと思っています。そうすれば野西も全国で認められると思いますし、山田さんに勝つだけじゃもう足りないと思うので、山田さんに勝った後の自分たちの結果にフォーカスしてより一層頑張っていきたい」と主将らしく意気込みを語った。
周りから色んな見方をされてしまうかもしれないが、この試合のように自分たちの力を思い切りぶつけて全国大会を楽しんで欲しい。
(文・写真=会田健司)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選