それは、これまでの悔しさがあってこそ生まれた力だった。中学時代、川崎フロンターレの下部組織で培ったドリブルは、2年時の怪我で一度影を潜めた。だが、桐光学園での時間が自信を育て直し、今日の試合で確信に変わった。
「自分、フロンターレのときはまだ本気でサッカーに向き合えてなくて、苦しかったんです。でも桐光学園に来て、少しずつ自信をつけられた。まだ課題はいっぱいあるけど、もっと自分を出せるようにやっていきたいです」
思い描く未来は、全国の舞台。その先には、中学時代からの盟友・静岡学園の佐々木雄基との再会を夢見ている。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選