為谷洋介監督

 就任24年目の為谷洋介監督は「昨年の経験者が多数残ったことで、新チームを結成した時から守備には自信がありました。力を入れてきたのは攻めのバリエーションを増やすことです」と説明し、せっかくの堅守を生かすためには攻撃力アップが最優先だったという。

 関東高校大会予選は5試合で14点を奪い、インターハイ予選は3試合で4得点。S1は9試合で昌平セカンド、聖望学園とともに首位タイの17点を挙げた。

 FW陣は多士済々で、好素材を多数抱える。指揮官は「そろってはいますが、アクションの仕方がみんな同じで攻めが単調だったんです。相手の脅威になるよう、複数の組み合わせを試してもっと幅を広げたかった」と振り返る。

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