試合後、榎本雅大監督は「(試合展開が)大味な感じになると思っていたので。やっぱり初戦なのでゴチャゴチャやらない方がいいよと。向こうは(連戦で体力的に)キツイけど1試合やってきているので、彼ら(選手たち)もインターハイは初めてのようなものだから、準備している中でリスクを冒さないのは大前提で。特に2トップは周りから言われているように強烈なわけだから、そこで押していけば問題ないと話していました」と想定通りの試合展開だったと振り返った。
前半はCKが8本あった中でゴールを奪えなかったが、「前半は0-0で全然OK」というチーム内の共通認識があったことで焦りからバランスを崩すことがなかった。右CKのキッカーを務めたDF6増田大空(3年)も「プレミアとボールが違うので」と話したように普段は合うはずのボールがズレるなど、初戦は色んな難しさがある中で"前半は0-0で全然OK"が後半の攻勢に繋がった。
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