悔しさの残る夏の全国となったものの、すでに氷見の視線は冬に向かっている。

「チームが苦しい時に自分がもっと声を出して、流れを変えられる存在になりたい。選手権では“全国3勝”を目標に、ここから夏を通して成長していきたい」

 そして最後に、支えてくれた両親への感謝も忘れなかった。

「ここ(金沢学院大附)を選んだとき、親は悲しかったと思うけど、それでも『自分が行きたい』って言って送り出してくれた。去年は選手権、今年はインターハイに出て少しは親孝行になったと思うけど、もっと長い時間、全国でプレーしている姿を親に見せたい」

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)