主将のMF佐藤拓登(3年)は、「チームのスローガンは、ポルトガル語で友情や絆を意味するアミザージ(amizade)です。うちは個の力がひとつになると強いと思う。友情こそ最高の戦術というテーマも掲げています」と解説する。
監督の横顔について尋ねると「とにかく熱い人で、チームのことを何よりも考えています。たまに対峙することもありますが、結局、先生の主張が正しいんですよね」とうなずいた。
今年の第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選では、4年ぶりの決勝トーナメント進出を目指し、さらに未踏のベスト16入りも視野に入れる。
大久保監督は「技術を磨き、判断力を養うための支えをしていきたい」と話すと、「高校サッカーって、本当に人をひきつける魅力が詰まっていますね」と真っ黒に日焼けした顔から、笑みと白い歯がこぼれた。
(文・写真=河野正)
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

