だが彼は「失点シーン、自分のところで決められたんで。ライン下げちゃって、もう一個上げてたらオフサイドが取れてた。そこは次までの4日間で改善したいです」と勝利に酔わない。

　ゴールの喜びより、失点の反省を真っ先に口にする。チームが“勝てる”理由は、こうした冷静な視点の積み重ねにある。

「点を取った後に守りに入っちゃう悪い癖があるんで、次はそこを変えたい。取っても自分たちのサッカーを変えずにやる」

　自らの課題を言葉にできる選手は、すでに成長の道を歩んでいる。

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