“泥臭く、ひたむきに”戦い抜く北海がV王手　夏の予選決勝で敗れた札幌大谷と激突

北海を率いる島谷制勝監督

　北海はこれまでの3試合でわずか1失点。全日程が終了した所属する高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 北海道でも、14試合で5失点とリーグ最小失点。「うちは4強の中でも派手さはないチーム。でもロースコアの中で粘って勝つのがうちのスタイル。失点していたら勝てないし、どれだけ我慢できるかが大事」と島谷監督。泥臭く、ひたむきに戦う姿勢は北海らしさそのものだ。

　大和ハウスプレミストドームという特別な舞台。大歓声の中でも、「選手たちは意外と平常心でやれていた」と語る指揮官の声は穏やかだった。「これだけの雰囲気でプレーできるのは本当に感謝しかないです。もう一度こういう舞台でやれることが、選手たちにとっても忘れられない思い出になると思うし、頑張ってもらいたいですね」と、イレブンに期待を込めた。