前半の得点こそ34分、ミドルシュートのこぼれ球を押し込んだMF仙波隼太郎(1年)の1点のみに留まったが、立ち位置を変化させながら丁寧にビルドアップするU-17ベトナム代表のパスワークに対し、積極的なハイプレスで遮断し続けた。
後半に入ると大半が交代した愛媛FC U-18に対し、ハーフタイムでクリスティアーノ・ロシャ・カネド・ローランド監督から修正点を指摘され「集中してボールコントロールができるようになった」(DFグエン・フイン・ダン・コア) U-17ベトナム代表がボールを支配。70分にはロングカウンターからFW真部賢太朗(2年)に追加点を許したものの、アディショナルタイムにはハイプレスで相手DFからボールを奪った選手がGKのセーブを浮き球でかわすゴール。
結局、試合は2-1で愛媛FC U-18の勝利となったが、U-17ベトナム代表も今年4月、アウジアラビアで開催された「AFC U17アジアカップ」グループリーグで現在、U-17ワールドカップでノックアウトステージに進出しているU-17日本代表に1-1で引き分けている実力の一端を示した。
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