試合後、U-17ベトナム代表のローランド監督は「スピードがあって切り替えの早いチーム相手に今日は勉強になったし、選手たちもいい経験になったと思う」と試合を振り返った上で「この経験がU-17アジアカップ予選ステージでも活きると思う」と今後の闘いへの収穫を強調。加えて「ここは美しい地ですし、天然芝グラウンドの環境も整っている。皆さんのサポート・支援に感謝します」と愛媛県のホスピタリティへの感謝を述べている。

　対する愛媛FC U-18・北内耕成監督も「国際試合をさせて頂く経験はなかなかないのでりがたいです」とU-17ベトナム代表との対戦に謝辞を述べつつ、「攻守にアグレッシブなプレーができた」と1・2年生たちのパフォーマンスレベルに目を細めることに。「チームのプレミア昇格と(プレミア昇格した際、愛媛県リーグ優勝で参入戦参加権利を得る)セカンドチームの四国プリンス昇格に向けても自信になったと思います」と大きな手ごたえを得た様子だ。

　かくして目指す場所は異なれども目標達成への基盤を得た両チーム。大一番を前に愛媛県総合運動公園球技場で闘った90分間は、次なる大舞台へと確かにつながっている。

(取材＝編集部）