27日に行われたT1リーグ第18節、駒澤大学高等学校都立三鷹中等教育学校の一戦は駒澤大学高等学校が大勝。今季最終節を勝利で飾っている。

 首位実践学園を勝ち点差3で追う2位駒澤大学高等学校は奇跡の逆転優勝に向けて先日の選手権準々決勝で敗れた相手に怒涛のゴールラッシュを見せつけた。開始2分、幸野高士のゴールで幸先よく先制点を奪うと、野本克啓、山口将広にもゴールが生まれ前半のうちに3点をリードするワンサイドゲームに。後半に入ると、T1リーグ得点王を独走する安藤丈が4点目、さらに試合終了間際には佐藤瑛磨がネットを揺らし大勝を締めくくった。

 5対0、選手権のリベンジを見事な勝利で果たした駒澤大学高等学校は勝ち点を38に伸ばし首位実践学園に並んだ。気になる優勝の行方は、最終節を明日に控える実践学園の結果次第。引き分け以上で実践学園の優勝、一方で実践学園が敗れればその時点で得失点差で上回る駒澤大学高等学校の優勝が決まる。

 続いて28日に行われたT2リーグ最終節、3位駿台学園対9位修徳の対戦は駿台学園が劇的な逆転勝利。
試合の均衡を破ったのは修徳。スコアレスで迎えた70分、宮腰一生のゴールで先手を奪うと、試合はそのまま進行。しかし修徳の勝利が濃厚となってきた89分、1点を追いかける駿台学園は泉澤樹のアシストから小出匠が決めて同点。さらに後半アディショナルタイム、秋谷耕輝がネットを揺らし一気に試合をひっくり返した。まさに土壇場の逆転劇、駿台学園は3位と健闘を見せた今季を締めくくる最終戦を最高の形で飾った。

試合結果は以下の通り。

▽27日T1リーグ第18節結果
都立三鷹 0-5 駒澤大学高等学校
▽28日T2リーグ第18節結果
駿台学園 2-1 修徳

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