埼玉県高体連サッカー専門部・鈴木豊委員長
関東高校大会の再編は二見前委員長時代から関東1都7県のサッカー専門部で議題に上がってきたという。その理由は①プレミアリーグとプリンスリーグの学校が出場しない②男女同時開催とありグラウンドの確保が難しい③大会後、すぐに全国高校総体予選が始まる過密日程④暑熱対策-といった案件を考慮し、来年から3月末に前倒しして1、2年生だけの大会に変えた。
新人大会の方式は各都県の専門部に任されており、それぞれ独自のやり方で実施するそうだ。
埼玉は長い間、全国高校選手権予選のベスト8がそのまま新人大会に出場し、東西南北の各支部予選で決勝に進んだ8校を合わせた16校で争われてきた。
しかし鈴木委員長は、「新人大会は関東高校大会の出場権を懸けた大事な予選です。そこに16校しか参加できないのでは、あまりにも選手がかわいそう。そこで埼玉は2倍の32校に増やして競うことにしました」と説明。「初めてのことなので、トライしてみないとどんな不都合が生じるのか分からない。その都度アップデートしていきたい」と述べる。
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