これまで隔年開催だったU-17ワールドカップが、来年からは毎年行われることになり、高体連所属選手が選出されると全国高校選手権予選の時期と重複する。その場合は所属チームの考えにもよるが、予選を12月に繰り下げる可能性もあるという。

 日本が8強入りした今年の大会には、流通経済大柏のDFメンディー サイモン 友と神村学園のDF竹野楓太の2人が招集された。

 千葉県は流通経済大柏の榎本雅大監督が、12月平日に行うより例年と同じ日程での開催を希望したため、11月16日に決勝を実施。流通経済大柏はメンディー抜きで2年連続9度目の優勝を果たしている。

 鈴木委員長は「埼玉の選手が選ばれたら最善策を練らないといけない。Jリーグが来シーズンから秋春制に移行し、日本のサッカー界も変革の時期を迎えます。これが高校生の活動にも影響が出てくるのかどうか。学校制度が変わらない限り、高体連の今のカレンダーに大きな変更はないと思いますが、日本サッカー協会からのお達しをどう調整していくか。来年はいろいろなことでアイデアを出し合って乗り切らないといけませんね」と覚悟を決める。

【次のページ】 関東大会は新方式へ 今シーズンは“改革”事案が例年以上に増加 多忙を極める埼玉県高体連サッカー専門部・鈴木豊委員長(7)