一方のDF竹野楓太(2年)は夏のインターハイで神村学園の創部初となる日本一に貢献した勢いそのままに、U-17ワールドカップでは右ウイングバックとして活躍。とりわけ、右WB長南開史(1年/柏レイソル)がグループステージ第3戦のポルトガル戦で退場処分となり、3試合出場停止になってからはフル稼働。思い切りの良い攻撃参加は鳴りを潜めたものの、精度の高いクロスからチャンスを作るなど、貴重な経験を積んでチームに戻った。しかし、神村学園に戻ってからは不調が続き、気がつけばポジションを失うことに。「悩んでいます」と準々決勝後に心境を吐露した通り、選手権は3試合で23分の出場に留まった。日本一を勝ち取り、史上6校目の夏冬連覇を成し遂げたチームで存在感を示せず、悔しさを噛み締める結果となった。

 形は違えど、悔しさが残る形で2年生のシーズンを終えた二人。来季はプロ注目の選手として高校サッカー界を牽引することになる。彼らはどのような成長を遂げていくのか。世界で戦ったふたりのDFに今後も注目したい。

(文=松尾祐希 写真=矢島公彦/会田健司)

▽第104回全国高校サッカー選手権
第104回全国高校サッカー選手権