「初日は緊張していて、コミュニケーションもあまり取れず、硬くなっていた」と振り返る大熊。それでも日を追うごとに打ち解け、「今はみんなと喋れるし、仲良くなった」と笑顔を見せた。また、「青森や新潟では雪でサッカーができない時期に、雪かきや走り込みをしていると聞いて驚きました」と全国各地の強豪校の環境や取り組みから、刺激を受けた様子だった。

 最終日の日本高校選抜候補とのトレーニングマッチでは、2本目と3本目に出場。「2本目は全然できなかった。自分の良さを出せないと意味がない」と3本目に向けて奮起。「ドリブルを積極的にやろう。ボールが来たら前に進もうと決めていた」と意識を切り替えた。大熊は持ち味のドリブルで仕掛け、あと一歩のところまで何度もチャレンジを繰り返し、チャンスを作り出すも、本人は「ドリブルすることは意識できたけど、シュートやクロスなど、やり切る部分はまだまだ課題。もっと成長しないといけない」と語気を強めた。

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