上田MF7西岡麟太朗

 「先輩のボランチで上手かった人がいるんですけど、その人は結構下に残って、いわゆる『ヘソ』っていうところでプレーしている感じの人だったんです。だけど、そこを目指しても越えられない。じゃあその先輩に勝つにはと考えたときに、もっと攻撃に関わって裏に抜けていくのが自分の武器かなと。下でゲームも作るし、前にもいく。そういうのは考えて意識しています」

 この要所の中央を空けて前線に飛び出すというプレーは、一歩間違えればチームをピンチに陥れる危険と隣り合わせだ。それでも西岡がリスクを恐れずに飛び出していけるのは、この東信予選から新たにトライした「3ボランチ」を組む仲間への信頼があるからだ。

 「(今大会から)3ボランチになったので、もう一人の10番(MF日置)がヘソをやったり、19番(MF髙野桜寿)もボランチをやっていたりするので、その人たちに声をかけながら、自分が上がった時はその人たちがヘソをやってくれる。そこは信頼で上がっていく感じです」

 どうしても前線の枚数が少なくなってしまうシステムの中、3列目から飛び出していくことで攻撃に厚みを加える。そのリスクはお互いにカバーし合う。この信頼関係がゴールに繋がった。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
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