
神村学園集合写真
後半には4-3-3に変えて流れを引き戻そうとしたが、鹿児島城西の勢いを止め切ることはできなかった。
「中盤で拾いたかったんですけど、相手の勢いの方がすごかったですね。鹿児島城西さんの一体感に飲み込まれた感じがありました。そこで慌てずに剥がせるかというところは、まだまだ足りない部分だと思います」
勝利を収めながらも、指揮官の視線は厳しい。準々決勝の鹿児島実戦では、試合終了間際に直接FKを沈める劇的弾でチームを救うも、この日は一転、シュート0に終わったエースFW14花城瑛汰(3年)にも、「花城はエースの仕事を何もしていない。本人も自覚していると思います。こういう試合でワンチャンス、ツーチャンスを作らないといけない」と、さらなる働きを求めた。その一方で、「もう少しで殻を破れそうな選手がたくさんいるんです。その選手たちが積み上がって、『えっ、こんな選手いたっけ?』と思わせるような夏にしたいですね」と、チーム全体への期待も口にした。続けて 「本来もっとできる選手たちなんです。でもまだ自信がなくて、どこかで保険を持ってしまう。そこを自分たちで突破していけるようになってほしい」と全国連覇への挑戦を前に、指揮官は選手たちに奮起を促した。
県9連覇を達成しても、神村学園にとってはまだ通過点。王者として迎える夏の全国。再びその頂を目指して歩みを進める。
(文・写真=古部亮)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)鹿児島予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)鹿児島予選

