中央学院の横断幕

 目指すのは、さらに高い次元だ。「ペナルティエリアの中で回したい。というのを子どもたちには言い続けます。一人ひとりがもう一個ランクアップしないと」。相手を押し込んだ中でPA内で繋いで崩す。攻撃的すぎるようにも聞こえるが、そこには相手を全体的に押し下げた上でやり切って、カウンターを防ぐという守備の要素も入っている。

 準決勝の相手は、前回王者の流通経済大柏。圧倒的な強度と技術を誇る難敵だ。真っ向からアスリート能力でぶつかれば分が悪いことは百も承知している。だからこそ、浜田監督の言葉には熱が帯びる。

 「蹴って走ってじゃ、スポーツカーと軽自動車がスピード勝負をするようなもの。普通にやったら勝てない。そこは子どもたちにうるさく言ってます。相手をどうやって技術で止まらせるか。そこを夏に完成させて、選手権に挑みたいなと思っています」

 インハイ予選での流通経済大柏戦は、現在地を知るための最高の試金石となる。「次、それを肌で感じられる。そこは子どもたちがやりたかったところ。この子たちは強いチームとやるとスイッチが入るので、そこは期待しています」

 今年のチームは「全然まだまだ」とハッキリ答える指揮官。だが、プレミアEASTで首位を走る相手との一戦で選手たちが成長できると確信している。自分たちのサッカーがどれだけ通用するのか、そして相手との駆け引きからどんな「気付き」が生まれるのか。中央学院にとって次の準決勝は大きな一戦になりそうだ。

 (文・写真=会田健司)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選