ましてや昨年に続いて準々決勝からの登場とあり、2~3試合こなして勝ち上がってきたチームと初戦を争うのだから難しい。芦田徹監督は東京成徳大深谷との初戦を突破した後、「ベスト8から戦うのはかなりやりにくいし、できることなら避けたいですね。今日も厳しい試合でした」と安どの表情を浮かべながら、複雑な心中を明かしていた。
才気煥発な選手を数多く擁する才能の宝庫とはいえ、今大会はベストメンバーを組めず、先発の顔触れはファイナルまでの3試合ですべて異なった。
規格外の長身、197センチのGK土渕璃久(3年)が初戦を5日前に控えた練習中、右手首の舟状骨骨折で戦列を離れるアクシデントに見舞われた。昨季のプレミアリーグ終盤戦から頭角を現し、リズミカルなドリブルで攻撃に変化を付けるボランチの工藤敦士(3年)も負傷で離脱。
前チームで左SBのレギュラーだった古川雄規(3年)は、コンディションが上がらず準々決勝はベンチ外で、準決勝の後半23分に初出場。決勝はCBで先発した。同じく昨季からボランチで躍動した人見大地(3年)も万全な状態ではなく、3試合とも出番は後半途中からだった。
【次のページ】 今大会も昌平は勝負強かった 最近10大会で7度目の頂点(3)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選