山城朋大監督

 そんなチームに貴重な先制点をもたらしたのは前半17分、これぞ大津という見事な連携からの崩しだった。左サイドで起点を作ると、インナーラップで駆け上がったキャプテンのDF7渡部友翔(3年)が「練習中からよく合っていた」と振り返る高精度の右足クロスを供給。これを中央で待っていたFW9木村太陽(3年)が完璧なヘディングで合わせ、ネットを揺らした。

 「まずは勝って一安心」と胸をなでおろしたストライカーの木村。昨年はメンバー外だったが「今年は自分たちの代。去年を越えないとという思いは全員が持っている。身長を活かしたポストプレーやジャンプ力を鍛えてきた」と語る大津の9番がきっちりエースの仕事をこなした。

 この先制点をアシストした渡部。去年の準優勝、その前のプレミア日本一という偉大な実績を残した先輩たち、新チーム発足当初はキャプテンの重圧に押しつぶされ、周囲から「去年の方が良かった」と言われるほど苦しんだ。「その言葉は本当に苦しかった。でも、自分が下を向いていたらチームは上手くいかない。自分のプレーよりもチームの勝利を最優先に考えようと意識した」そう語る主将は、プレミアの開幕戦勝利をきっかけに自信を取り戻し、攻撃の要である右サイドMF13西本瑛司(3年)と毎日練習を繰り返すことで、苦手だった守備も全国レベルへと引き上げてこの舞台に帰ってきた。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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