鈴木勝大監督
ここで輝いたのが、守護神のGK1飯野凌斗だ。立ち上がりの失点を引きずらずに見事にメンタルを切り替えていた背番号1は、神村学園の2人目のキッカーのシュートを完璧にストップ。GKコーチの言葉を信じ、気持ちで止めた渾身のセーブだった。桐光学園はキッカー5人全員が冷静に成功させ、激闘に終止符を打った。
大きな一勝を挙げた桐光学園だが、選手たちに浮かれた様子は一切ない。萩原が「この試合に勝ったのは嬉しいが、ここがゴールじゃない。全国制覇を目標に、明日の試合へ切り替えたい」と語る通り、チームの視線はすでに先を見据えている。
鈴木監督も「これで拍子抜けしてはいけない。鳴門や専大北上、そして神村学園の想いや、連覇を狙ってきた彼らの気持ちも背負って、明日の準々決勝を戦いたい」と決意を語った。
王者の想いをも背負った桐光学園は、7月29日、滝川第二(兵庫)との準々決勝に挑む。
(文・写真=会田健司)