近大附応援団

 「ピッチに立てない悔しさはあります。でも、団長という自分の役割を全うしたいと思っています」

 その言葉通り、試合中は誰よりも大きな声を張り上げ、奥野のコールで大声援が始まり、仲間を後押しする。ピッチに立つことはできなくても、勝利への想いは選手たちと何ひとつ変わらない。

 寺師悠斗監督も、その存在の大きさを実感している。「ワンプレーでも沸いてくれる。選手も気持ちよくプレーしています。応援の選手たちには『その声が選手の背中を押すから頼むね』と全員のLINEに送りました。本当に感謝しています」。

 その期待に応えるように、奥野を中心とした応援団は試合開始からPK戦の最後の一蹴りまで雰囲気を作り、声を枯らす。福島・Jヴィレッジスタジアムは、まるで大阪の近大附のホームのような熱気に包まれ、スタンドとピッチが一体となって選手たちを後押しした。

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