1月5日、第95回全国高校サッカー選手権準々決勝第が等々力陸上競技場とフクダ電子アリーナで行われ青森山田（青森）、前橋育英（群馬）、佐野日大（栃木）、東海大仰星（大阪）が4強入りを決めた。

　等々力陸上競技場で行われた第1試合では大会連覇を狙うJリーグ内定者3人を擁する東福岡（福岡）と東海大仰星（大阪）の一戦は66分のDF吉田純平の決勝ゴールによって東海大仰星が1-0で前回王者を撃破し、大金星を挙げ初の選手権全国4強入りを決めた。

　フクダ電子アリーナの第1試合では佐野日大（栃木）と駒澤大学高等学校（東京A)が激突しMF米田泰盛のゴールで先制した2年連続全国8強の駒澤大学高等学校だったが、66分にDF梅澤崚に同点ゴールを許すと後半アディショナルタイム2分にはFW長崎達也に逆転ゴールを奪われ、1-2で逆転負けを喫し初の4強入りを逃した。一方、関東対決を制し初の4強入りを決めた佐野日大は7日に前橋育英（群馬）と準決勝を戦う。

　高円宮杯チャンピオンシップに続く2冠を目指す青森山田（青森）は正智深谷（埼玉）と等々力陸上競技場で行われた第2試合で激突し、13分にFW鳴海彰人のゴールで先制した青森山田は53分にはMF高橋壱晟が追加点を挙げるとさらに61分にもオウンゴールで加点。73分に正智深谷DF田村恭志に1点を許すも青森山田は3-1で勝利し、初となる冬の日本一まであと2つとなった。

　また、フクダ電子アリーナで行われた第2試合では、夏の全国総体日本一の市立船橋（千葉）を2回戦で撃破した前橋育英（群馬）がMF長澤昂輝とFW人見大地のPKによって滝川第二（兵庫）を2-0で退け4強入りを決めた。

▽準々決勝試合結果
東福岡（福岡） 0-1 東海大仰星（大阪）
佐野日大（栃木） 2-1 駒澤大学高等学校（東京A)
正智深谷（埼玉） 1-3 青森山田（青森）
滝川第二（兵庫） 0-2 前橋育英（群馬）