第93回高校サッカー選手権は、大会4日目となる1月3日、各地で3回戦第2試合の4試合が行われた。

福島県勢初の日本一を目指す尚志が今季プリンスリーグ中国を制覇した立正大淞南と対戦。まず、先制したのは立正大淞南。平田健人が32分にミドルを突き刺し、欲しかった1点を奪う。エンドが変わった後半52分には、高田雅貴のシュートがゴールに吸い込まれ、立正大淞南が追加点を奪う。試合はそのまま2対0で終了し、立正大淞南が準々決勝へコマを進めた。

 初出場の開志学園は、日大藤沢とのマッチアップ。日大藤沢が前半に3発を決め、そのまま開志学園を完封し3対0でこの一戦をものにし8強入りへ。

 U-19日本代表コンビを擁する前橋育英は、滝川第二岐阜工を撃破した山梨学院高等学校との一戦。前半をスコアレスで終え迎えた後半、均衡を破ったのは山梨学院高等学校。後半開始早々に、宇佐美佑樹がゴールを決め1対0とする。しかし、すぐさま前橋育英は宮本鉄平のヘッドで試合を振り出しに戻し、試合はこのままPK戦へ。このPK戦を見事に前橋育英が制し、準々決勝進出へ。

 13年度に続く8強入りを狙う履正社は、4度目の出場にして初めて2回戦を突破した中津東と対戦。前半を1対1で折り返した履正社であったが、後半開始早々に林大地のゴールで2対1とすると、その後も攻撃の手を緩めず更に3点を追加し中津東を撃破。中津東は惜しくもベスト8入りを果たせなかった。

1月3日に行われた、3回戦第2試合の4試合の結果は以下の通り。

■第2試合(14:10)
フクダ電子アリーナ
尚志 0-2 立正大淞南

駒沢陸上競技場
前橋育英 1-1 山梨学院大附

ニッパツ三ツ沢球技場
開志学園 0-3 日大藤沢

浦和駒場スタジアム
履正社 5-1 中津東

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