昨年12月30日に始まった第93回全国高校サッカー選手権も1月12日、遂に決勝戦を迎えた。決勝の舞台に残ったのは、石川代表の星稜と、群馬代表の前橋育英。全国制覇をかけた戦いは、決勝に相応しい激闘となった。

　星稜は10分、PKを獲得するとこれを前川優太が決めて先制に成功。前半はこのまま星稜がペースを握り1対0と星稜リードのまま終了する。

　後半早々仕掛けたのは前橋育英。前への意識を打ちだしてくると、後半8分、GK吉田舜からの正確なロングフィードを受けた野口竜彦が同点ゴールを決め追いつく。さらにその直後、後半10分。エース渡邉凌磨がミドルシュートを決め、あっという間に前橋育英が逆転に成功する。