真夏の総体から、1年間に渡って争われる高円宮杯、そして冬の風物詩である選手権まで数々のドラマを生んだ2014年シーズン。高校サッカードットコムでは地域別に激動の1年を振り返る。第1弾は北海道編。

【北海道】
 過去には総体で2度、選手権で1度の全国準優勝に輝いた北海道大谷室蘭。今シーズンは近年苦戦が続いていた名門が北の王者に返り咲いたと言えるものとなった。

 プリンスリーグでは2位に甘んじ、選手権では北海道4強、唯一優勝した総体でも全国では初戦敗退と不本意に終わった昨年からの巻き返しを図った2014年シーズン、振り返れば総体予選でまさかの初戦敗退を喫する波乱のスタート。それでもプリンスリーグ北海道では好調を維持し、旭川実とのデットヒートを制して2年ぶりの優勝を決めると迎えた選手権でも4年ぶり30回目の優勝を果たし北海道2冠を達成した。しかしプレミアリーグ参入戦敗退、選手権初戦敗退と全国の舞台では思うような結果を残すことはできず。加えて北海道大谷室蘭を退け夏の全国切符を掴んだ駒大苫小牧帯広北の両校も躍進を狙った本大会で早期敗退を喫するなど県勢としては不甲斐ない結果が続いているだけに来季は最北端の地から日本一誕生へ、明るいシーズンを送りたい。

▽2014年全国大会シーズン結果
全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」
第93回全国高校サッカー選手権大会

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