真夏の総体から、1年間に渡って争われる高円宮杯、そして冬の風物詩である選手権まで数々のドラマを生んだ2014年シーズン。高校サッカードットコムでは地域別に激動の1年を振り返る。第2弾は東北編。

【東北】
 プレミアリーグEASTに参戦する青森山田を筆頭に実力校が顔を揃える東北地域。注目のプリンスリーグを制したのはべガルダ仙台ユース。開幕から好調を維持し最高のスタートをきった今季は16勝1敗1分け、勝ち点49を積み上げ連覇達成。しかし、プレミアリーグを賭けた参入戦では1回戦で星稜を下すも、続く2回戦でプリンスリーグ関東王者大宮アルディージャユースに逆転負け。昇格の夢は来季に託される。

 そのべガルダ仙台ユースと共に開幕から怒涛の6連勝を飾り首位で前半戦を折り返した尚志は昨年度の4位から躍進を遂げた。しかし、リーグ最多得点、最少失点を記録するなど攻守に安定した戦いを継続しながらも首位攻防直接対決となった第16節、べガルダ仙台ユース戦での黒星が重くのしかかり僅かに及ばず2位で終戦と悔しい結果に。それでも県内では無類の強さを見せつけ総体、選手権の2冠を獲得。総体、選手権共に全国16強入りを果たした。

 最後に挙げるのはこのチーム無くしては東北の高校サッカーを語ることはできない“東北の雄”青森山田。トップレベルのタレントを擁した今シーズンは総体4強の好成績を収めた一方で、プレミアリーグEASTでは7位、選手権ではまさかの初戦敗退と悔しさの残るシーズンとなった。プレミアリーグ在籍5年目のシーズンとなる来シーズンは初優勝に向けての挑戦となる。

▽2014年シーズン結果
全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」
第93回全国高校サッカー選手権大会
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグEAST

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