真夏の総体から、1年間に渡って争われる高円宮杯、そして冬の風物詩である選手権まで数々のドラマを生んだ2014年シーズン。高校サッカードットコムでは地域別に激動の1年を振り返る。第3弾は関東編。

【関東】
 激戦区として名高い東京、埼玉、千葉、神奈川を筆頭に多くのドラマが生まれた関東ブロック。まずは勢力均衡が顕著に表れた東京都から。

 総体を制した駒澤大学高等学校、次いで2位となった成立学園、関東大会チャンピオン都立駒場、そして選手権出場を果たしたのは國學院久我山都立三鷹中等教育学校と全国出場校の顔ぶれを揃えても混戦模様は一目瞭然。しかし期待された各大会代表校はプリンスリーグ関東からの降格が決まった國學院久我山を筆頭に全国の舞台で苦戦を強いられた。また、プレミアリーグEASTでのシーズンを戦った東京ヴェルディユース三菱養和SCユースは揃ってプリンスリーグ降格。来シーズンはリベンジに期す1年となりそうだ。

 続いて強豪校が覇権を分け合った千葉も見逃すわけにはいかない。総体では前回大会日本一の市立船橋習志野が、選手権には決勝で市立船橋相手に見せた大逆転勝利が記憶に新しい流通経済大柏が出場した。その流通経済大柏は4年ぶりの選手権で躍動し4強。千葉を制した意地を存分に見せつけたと言えるだろう。

 最後にプリンスリーグ関東に目を移すとJユースが熾烈な優勝争いを披露。シーズンを通してハイレベルな戦いを継続し、もつれ込んだ優勝争いを制した大宮アルディージャユースと2位FC東京U-18は共にプレミアリーグ参入戦を勝ち抜いて来シーズンプレミアリーグ昇格を決めた。

▽2014年シーズン結果
全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」
第93回全国高校サッカー選手権大会
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグEAST
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014プリンスリーグ関東

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