5月8日、東京都社会人サッカーリーグ1部第4節「HBO東京とCriacao」の試合が行われた。

 HBO東京の布陣はキーパーに喜久山直樹、DFラインは右から畑中俊逸、工藤政幸、原島弘樹、米窪達也、ボランチに村田勝利、MFには佐藤宏、向井浩二郎、3トップは右から平山正樹、佐々木竜太、三野草太で臨む。

 試合開始から、激しい攻防が繰り広げられる。Criacaoは前線、DFラインに強靭なフィジカルを兼ね備える選手を揃え、空中戦に持ち込む戦法を取る。それに対してHBO東京も真っ向からぶつかり、ボールを持った時は出来るだけリスクを避け、早い段階で前線に預ける。その為、立ち上がり10分はガチガチの展開でゲームが進められる。

 しかし、10分以降HBO東京は少しずつ、ゴールに迫る時間帯が出来てくる。前半12分、フリーキックのチャンスから、ボールを得た平山がミドルシュートを放つが、これはキーパーにキャッチされる。

 前半17分、佐藤が中盤でボールを得るとDFを交わし、自らシュートに持ち込む。しかし、これは枠を捉えることが出来ない。前半26分、決定的なチャンスを迎える。ボールを持ったDFから三野がボールを奪うことに成功する。キーパーとの1対1を迎えるもゴールを決めることが出来ない。

 決定的なチャンスを活かす事が出来ないHBO東京、今度は逆にピンチを迎えてしまう。HBO東京のDFラインとの駆け引きから裏に抜け出したCriacaoの18番がキーパーとの1対1をしっかりと決める。0-1のビハインドになってしまう。

 前半のうちに追いつきたいHBO東京、そのチャンスは前半40分に訪れる。左サイドで抜け出した佐々木が電光石火のドリブルでDFを置き去りにする。中で待ち伏せていた三野がしっかりとクロスを押し込み1-1の同点とし、前半は1-1で折り返す。

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