第92回全国高校サッカー選手権大会準決勝。第2試合は初の決勝進出を狙う星稜(石川)と昨年の準優勝校、京都橘(京都)の対戦。

 試合は開始からすぐ動く。前半3分、FW仲谷将樹が左足で押し込み星稜が早々に先制点を決める。
 その後はお互い攻め手を欠き、1対0で前半を終える。

 後半に入り52分、星稜はクロスに走り込んだMF寺村介が京都橘DFに倒されPKを獲得。寺村が自ら右足でゴール右へ決め、欲しかった追加点を得る。
 すると64分、カウンターから星稜DF原田亘が中央へ走り込み、ゴール前のこぼれ球を左足で押し込み3点目をあげる。
 勢いが止まらない星稜は、さらに75分には右サイドからDF森下洋平がクロスを上げる。それをFW森山泰希がDFをかわし左足でシュート。4点目を決め、試合を決定づけた。
 守ってはGK近藤大河を中心とした守備陣が体を張って京都橘を完封。今大会無失点での決勝進出を決めた。

 準々決勝で見せた我慢の展開から一転、4対0の大勝を見せた星稜。初優勝へ向けて弾みのつく勝利となった。