しかし後半も國學院久我山ペースでゲームは進む。多彩な攻撃でPAの脇のスペースに侵入しグランダーのクロスを中に配給するも前半同様、フィニッシュの精度を欠きゴールマウスを捉えきれない。そんな悪い流れを代えたのは途中出場の14番田中琢人。30分、こちらも途中出場13番秋山優太が右サイドを突破し、丁寧に中央へ折り返すと14番田中琢人がワントラップから右足を振り抜いてネットに突き刺し追加点。36分にもPA内で、14番田中琢人からこちらも途中出場の18番粕川幹太にボールが繋がると18番粕川幹太が放ったシュートは1度はブロックされるが、こぼれ球を14番田中琢人が押し込み3-0とする。 残り10分までロースコアで粘った都立高島だが惜しくもここで力尽きタイムアップ。関東大会出場を視野に入れる國學院久我山は交代選手が結果を出したが、フィニッシュのところで課題が出る結果となった。
(文・佐々木竜太 写真・甲斐雅人)