昌平、PK戦を制しイギョラ杯制覇
3月19日、第28回国際親善ユースサッカーイギョラ杯決勝、昌平vs藤枝明誠が行われた。
先にチャンスを得たのは、藤枝明誠。前半7分、6番山岡がDFからボールを奪い独力でゴールに迫る。しかし、これはシュートを放つ前に阻まれてしまう。対する昌平は前半13分、左サイドでボールを得た10番森田が一対一を仕掛け、シュートを放つ。しかし、これはゴール右に逸れてしまう。これを皮切りに、昌平は攻撃の手を強めていく。 前半25分には7番古川がミドルレンジから強烈なシュートを放つと、続く30分には10番森田がゴール前で惜しいシュートを放つ。更に、前半32分には11番須藤の左サイドからの仕掛けから、中央で8番石田が待ち受け、これに合わせるもゴール右に逸れてしまう。前半35分にも、右サイド14番大和の小回りの効いたターンからDFを振り切り、ニアサイドにいた8番石田にクロスを上げるも、これはゴールの枠を外れてしまう。立て続けに攻めた昌平だったが、DFリーダー5番高木を筆頭に高い集中力で守り続ける藤枝明誠の守備を崩すことは出来ずに前半は終了する。昌平の11番須藤、13番大越、14番大和の中にカットインしてくるドリブルと、それを操る5番関根、7番古川、また最前線で駆け引きをする10番森田。どこからでも攻撃を仕掛けてくる昌平の前に、藤枝明誠は苦しい闘いを強いられるも、6番山岡の冷静なゲームコントロールに24番梅北、10番平山など技術の高い選手が高い位置で攻撃に絡み、自分達の時間帯は作ることが出来ていた。また、23番和田は前からのプレス、11番村松はターゲットとして、前線も奮闘していた。