聖和学園、野洲を7発粉砕!

 12月31日、ニッパツ三ツ沢球技場で全国高校サッカー選手権1回戦、‟セクシーフットボール”が全国を席巻した05年以来、10年ぶりの日本一を目指す野洲(滋賀)とドリブルやショートパスを主体としたテクニックが光るサッカーを展開し宮城県を制覇し、全国の舞台に立った聖和学園(宮城)が激突した。

 類似したサッカーを展開する注目のセクシー対決を一目見ようと詰めかけた観客は1万5000人超。その満員に膨れ上がったスタンドを魅了したのは宮城代表の聖和学園だった。まずは13分、怪我から復帰したFW谷田光がドリブルで持ち上がり左足の復活弾で先制点を奪取。その後も、聖和学園は2点を加点し3-0で前半を折り返す。後半に入っても攻撃の手を緩めない聖和学園は、47分には釼持雅也、59分には波田野海、77分には竹田将起、83分には奥野裕斗が次々にゴールネットを揺らす。終わってみれば合計7発を沈める圧巻のゴールラッシュで野洲を圧倒。一方、野洲はオウンゴールで挙げた1点のみで、持ち味を出し切れずに1-7で敗れ、1回戦で姿を消すこととなった。

 1月2日に開催される次戦では1回戦で大社(島根)に大逆転勝利で2回戦を進出した強豪・青森山田(青森)。ロングスローを使った空中戦をみせる青森山田に、初の16強を目指す東北のドリブラーたちが挑む。

(文・編集部)