後半開始と共に明秀日立がDFラインの裏にボールを送り前線を走らせペースを握る。明秀日立は10番吉田を中心に多彩なセットプレーで逆転を狙って攻め続ける。立ち上がりこそはロングボールを多用していたが徐々に得意のパスワークでPA内に侵入する回数が増えはじめ得点を奪うのも時間の問題と思われた、67分。明秀日立が右サイドでボールを繋ぐと後半13分に交代で入った20番小磯克文がPA内で浮き球をワントラップですぐさま左足を振り抜き逆転弾をゴール左に蹴り込む。逆転に成功した明秀日立はすぐさまキャプテンの17番石川を投入しゲームを締めにはいる。

 明秀日立の得点後は四日市中央工が攻め続け明秀日立が守る一進一退の緊迫した時間が刻々と流れるがスコアは動かずロスタイムへ。最後は全員守備の明秀日立がしっかりと守りきり試合終了のホイッスル。全国初出場初勝利で2回戦への切符を手に入れた。

(文・佐々木竜太)