明秀日立、小磯のV弾で四日市中央工に勝利!

 2015年12月31日、第94回全国高校サッカー選手権大会1回戦「明秀日立vs四日市中央工」が駒沢陸上競技場で行われた。

 創部20年目で初の茨城代表の座を勝ち取った明秀日立と2年ぶり32回目の出場の三重代表の四日市中央工が激突。新年を最高の形で迎えられるのはどちらの高校になるのか。水色のユニフォームに身を包む明秀日立のスターティングメンバーは4-4-2のシステム。GK12番宮田英幸、DFは右から4番秋山峻耶、3番江本光、2番小池架惟斗、22番菅野佑哉、中盤の底に6番桜井太一と5番大野拓朗が並びワイドに7番林大地と11番伊藤駿介が入る。FWに8番本田光と絶対的エーススピードと決定力を兼ねそなえる10番吉田知樹の布陣。

 対する四日市中央工は白のユニフォーム。システムは同じく4-4-2。GK1番五十嵐泰造、右から25番三輪輝、3番首藤凜兵、2番館幸希、10番木下史也。ダブルボランチにU-18日本代表でサンフレッチェ広島に内定しているチームの心臓14番森島司と5番柳田大輝、前にチーム一のテクニシャンでU-18日本代表の16番小林颯と9番上田航大。前線には17番伊藤圭都と8番原田大輝が並ぶ。

 立ち上がりはお互い前の意識を強く持ち早いタイミングでの攻防が続くが、徐々に四日市中央工がボールを支配し始めると18分、中盤でセカンドボールを拾った10番木下が左サイドでボールを持つとタイミングよく追い越した森島司にスペースへパス。14番森島がダイレクト左足でクロスを送ると中で待ち構えていた16番小林颯がヘディングで飛び込むとゴール右ポストに当たってゴールに吸い込まれ先制点を奪う。その後も豪華攻撃陣が揃う四日市中央工が明秀日立ゴールに迫る。しかし、明秀日立もDFラインが踏ん張りロングボールで前線にボールを送る。すると38分。7番林が左サイドからロングスルーパス。そこに走り込んだのは11番伊藤がスピードを生かして相手より先にボールに触り抜け出しボールを運ぶとそのまま中に絶妙なグランダーのクロス。ファーに走り込んだ8番本田がゴールに蹴り込み全国初得点となる同点弾でゲームを振り出しに戻す。その後はスコアは動かず前半終了。

【次のページ】 後半にゲームが動く