東福岡、17年ぶりのベスト4!駒大高はハードワークも一歩及ばず惜敗

 激戦のブロックを勝ち上がり準々決勝に姿を見せたのは、東京を勝ち抜き、選手権もしぶとく勝ち上がり初のベスト8入りを果たした駒澤大学高等学校と、市立船橋との強豪対決を制し18年ぶりの夏冬制覇に挑戦する東福岡

 試合序盤から攻め込む東福岡に対し、堅い守備を見せる駒澤大学高等学校東福岡にペースを握らせない。それとともに、鋭いカウンターでゴールを虎視眈々と狙う。前半は0対0のまま折り返し、勝負の行方は後半へと持ち越される。

 後半に入り東福岡はサイドからの攻撃が増加。波状攻撃を見せるが、駒澤大学高等学校の守備をなかなか打ち破れない。
後半14分には、東福岡・餅山大輝がDF、GKをかわし、無人のゴールにシュートを放とうとするも、駒澤大学高等学校キャプテン・深見侑生がギリギリで戻りクリア。先制を許さない。

 21分、右サイドから三宅海斗がゴール前にクロスを上げる。一度はGK・鈴木怜が防ぐものの、こぼれ球を橋本和征がヘディング。ボールは導かれたようにゴールネットに突き刺さり、東福岡が遂に先制に成功する。

 その後も決定的な場面を何とか凌ぎつつ、カウンターを狙う駒澤大学高等学校。だが東福岡のプレッシャーはますます強くなり、駒澤大学高等学校の動きを封じていく。そしてそのまま試合終了。1対0で東福岡が勝利し、17年ぶりのベスト4を決めた。この試合もハードワークを続けた駒澤大学高等学校だったが、一歩及ばず。全国制覇の夢は、東福岡に託された。

(文・編集部)