後半開始から桐生第一9番楠が左サイドで積極的にボールを呼び込む。すると段々とそこを起点にチャンスが増えていく。同15分、桐生第一15番若月の一瞬の裏への抜け出しからチャンスを得る。パスを得た9番楠が落ち着いて決め、2-1と追い上げる。同17分、勢いに乗る桐生第一は、相手のDFラインの裏でボールを得た10番田中が左サイドネットを狙いすましたシュートで射抜き、2-2と追いつく。同30分、駿台学園4番小比類巻からのクロスに15番若月がヘディングで合わせる。しかし、これは惜しくも枠の外。

 後半のうちに勝負を決めきることは出来ず、勝負は延長戦にもつれ込む。両者一歩も予断を許さぬ緊迫した攻防の末、延長戦でも勝負はつかず、PK戦へともつれ込む。結局、両者ともゴールキーパーが決めるなど盛り上がりを見せるも、桐生第一がPK戦の末に勝利を収めた。

(文・写真 石津大輝)