後半10分、都立文京もチャンスを作る。左サイド6番米田がサイドのスペースに抜け出し、チャンスになるも、クロスは弾かれてしまう。都立文京は6番米田、8番渡辺、3番吉田、11番大迫など裏のスペースとバイタルをうまく入れ替わりながら、積極的にボールを引き出す。同13分にも、都立文京8番渡辺が巧みなキックフェイントから、シュートを放つもキーパーに阻まれてしまう。すると後半36分、都立高島は左サイド3番藤白のクロスに、9番成嶋が合わせゴールを決め追加点を奪取。この追加点で再び流れは都立高島に傾く。同38分、都立高島18番古川のスルーパスから10番橘田が抜け出しゴール。更に同39分、キーパーのクリアボールの溢れを、都立高島12番加藤陽が冷静にシュート。これがゴールに吸い込まれ4-0となり、試合終了。 都立文京はチーム全員で耐え、攻撃に繋げる真面目なサッカーで、都立高島に対抗するも、細かいショートパスを繋ぎながらも、絶妙なコンビネーションで両サイドにポイントを作った都立高島が4-0で勝利する形となった。
(文・写真 石津大輝)