そして、後半23分に試合が動く。成立学園は7番高木の右サイドからのクロスに11番吉永が合わせゴール。成立学園がリードを2点に広げる。同40分、都立東大和南はGKもあげて総動員でコーナーのチャンスに臨むが、逆にカウンターを食らってしまい、無人のゴールに10番窪田にシュートを放たれるも、GK岩井が必死の守りで弾き出す。最後の最後まで攻守で都立東大和南はゲームを諦めず粘るが、このまま試合終了で成立学園が2-0で勝利を収めた。

 2次トーナメント1回戦では都立東久留米総合を破り2回戦に駒を進めた都立東大和南であったが、成立学園の攻め続けるポゼッションサッカーの前に涙を飲んだ。

(文・写真 石津大輝)