後半14分、帝京8番三浦がゴール前の混戦からボールをゴールに押し込む。これで2-2と同点に追いつく。同24分、帝京9番中島が右サイドから大きく展開されるボールを左サイドで待ち構え、これを左足一閃。見事に右サイドネットを揺らし、帝京が3-2で遂に逆転する。これが決勝点となり、帝京が3-2で勝利を収めた。選手の人柄にも現れていた攻守に真面目なサッカーで帝京を苦しめた早稲田実業であったが、圧倒的な存在感を誇る帝京の攻撃陣の前に敗れた。

(文・写真 石津大輝)