2点のビハインドを追いかける展開となった昌平だが、藤島監督が「0-2になりましたが、前後のプレーでしっかりとゴールに向かうことができていた。相手は良いキーパーなのでチャンスは決められませんでしたが、ハーフタイムに帰ってきた時も選手が“やれるぞ”という表情をしていた」と振り返るように落ち込んだ様子は見られない26分にU-16代表にも選ばれるルーキーのMF須藤直輝を投入したことも選手の自信を後押し。「須藤が流れを作るのは見えていた流れだった」(藤島監督)との読み通り切れ味鋭いドリブルで攻撃を活性化させた。「これまでは崩さないと打てないことが多かったけど、今日はミドルでリズムが作れた。相手がミドルを嫌だと思った瞬間にワンツーを入れたり、じわじわとうちらしく攻めることができた」と指揮官が明かしたように相手の守備ブロック前から積極的に狙ったミドルシュートも青森山田を苦しめ、35+1分にはMF森田翔とのワンツーで中央を抜け出したMF木下海斗がミドルシュートを叩き込み、前半を終えた。