苦しい時間帯を過ごした東山も反撃に出て、28分には荒木がセービングから素早くロングキックを相手エリアに展開。相手DFに当たって、左CKを獲得すると、FW久乗聖亜がゴール前に低いクロスを展開。FW長坂大陸が競ったこぼれ球をDF清原航平が頭で合わせたシュートは一度ポストに嫌われたが、自ら押し込んで試合を振り出しに戻した。

 後半は開始と共に宮崎ら3選手を投入し、攻撃のスイッチを入れた山梨学院高等学校が東山を押し込む。後半6分には右サイドを仕掛けた宮崎がゴールを狙ったが枠の左。12分にも左クロスのセカンドボールを拾ったMF平松柚佑がミドルシュートを放つなど、積極的な仕掛けで2点目を狙ったが、粘り強く守る東山の守備ブロックを崩せず試合は終盤を迎える。

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