後半に入ると、関東一が前線から中盤にかけての連動性と正確なパスワークで主導権を握る。特にダブルボランチの2人の攻守への貢献度が高く、ピッチ上で存在感を発揮していく。すると45分、左からの高いクロスに角口が飛び込み右足で流し込んで待望の先制点。追加点を狙う48分には6番のスルーパスに抜け出した11番が詰めてきたGKを軽く浮かせたシュートでかわして狙うがゴールライン際で相手DFにクリアされる。

 追いつきたいかえつ有明はFWを2枚に増やし攻撃に出る。58分、8番の左足を振りぬいたミドルシュートは惜しくも枠をとらえられない。さらに途中出場の4番がチャンスメークするも決定機を作り出すまでには至らない。70分を越えた辺りから1点ビハインドのかえつ有明が攻め込む時間帯となり、セットプレーを中心に攻めるも、関東一の豊富な運動量と集中した守りを崩すことができなかった。

 そして、後半アディショナルタイムにはカウンターから9番のスルーパスに左から抜け出した13番・岡崎がGKとの1対1を冷静にかわして追加点を決め、勝負あり。
 終始試合を支配した関東一が2対0で貫録の勝利を収めかえつ有明を破り、25日の東海大高輪戦へと駒を進めた。