試合開始から両者激しくぶつかり合うも、次第に試合は帝京ペースに。前半22分、帝京がカウンターのチャンスから、3番石井が左サイドでグラウンダーのクロスを上げると10番佐々木がこのクロスに合わせゴール。帝京が幸先よく先制点を挙げる。

 帝京は20番赤井の前線で目立つ卓越したフィジカル、10番佐々木のオールマイティーなタレント、8番三浦は一つ低い位置でゲームをコントロールし、6番中村はボール奪取から攻撃への展開を狙う。攻撃のアクセントとしてら11番塩入が右サイドからカットインしてゴールに迫る。一方、堀越は右サイドで2番魚崎、7番坂本がコンビネーションとドリブルで崩し、11番水野は左サイドから粘り強いドリブルを見せる。中央では15番三根が空中戦で力を発揮し、10番古澤はトップ下の位置で持ち前の技術を遺憾なく発揮。帝京の攻撃は続く。前半33分、3番石井の右CKに8番三浦が頭で合わせるが、惜しくも左ポストを叩く。更に立て続けに、左サイド2番久保の突破からチャンスを迎えるも、GK宮崎のセービングが炸裂する。

 帝京は中央を経由し、右サイドから崩す形、もしくは20番赤井を狙ったハイボールからのセカンドボールと、攻撃のバリエーションを使い分ける。対する堀越はGK宮崎、守備陣の高い集中力で守りながらも、4番伊藤と5番井原と奪ったボールを正確なフィードで攻撃に繋げていた。

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