後半に入ると2点を追いかける帝京は前線の選手が流動的にポジションを変えることでボールが動くようになる。対する2点をリードする駒澤大学高等学校はロングボールを起点に展開していく。 まずはなんとか1点を返したい王座復権を目指す帝京は60分、敵陣PAやや外側でボールを奪い返したFW佐々木大貴が右足シュートを右隅に決めて1点差とする。1点を返し勢いを増す帝京はパスを動かして相手陣内に押し込む展開となる。帝京は同点を目指し、サイドからのクロスなどでチャンスを作るものの、駒澤大学高等学校に幾度となく跳ね返されゴールならず。後半アディショナルタイムにも猛攻をみせ最後まで勝利への執念を持って帝京だったがあと一歩及ばず。2014、2015年度大会で2年連続全国8強入りした駒澤大学高等学校が縋る帝京を振り切り2年ぶりの全国大会出場を決めた。(写真・園内俊昭)