後半、一矢報いたい浦和南は後半6分、ペナルティエリア付近左の深い位置でフリーキックを獲得するも壁に当てチャンスを活かせない。浦和南はその後も積極的な守備から何度も押し込むも、なかなか決定機を作るには至らない。そんな中試合巧者の東福岡は同9分、中央MF10 篠田憲政のスルーパスに抜け出したMF18 荒木遼太郎がGKと1対1を冷静に右へ流し込みゴール、4-0と突き放す。同10分には東福岡最初の交代、MF11 井本寛次に代えてFW20 堺悠人を投入。続けて東福岡は同15分、MF8 野寄和哉に代えてMF17 青木俊輔を投入、両サイドを代えて更に攻撃に転じる構えを見せる。対して浦和南は同24分、MF21 中道麗心に代えてMF14 窪田亮輔を、MF8 岡田竜哉に代えてMF6 田代幹人を投入し落ちてきた中盤の運動量カバーを試みる。
その後も東福岡はMF18荒木遼太郎の展開力を武器に右へ左へとワイドな展開で浦和南ゴールを脅かす。同30分は東福岡、DF3中西渉真に代えて快速のDF23モヨマルコム強志を投入。この日、右SBで先発していたFC東京内定のDF2中村拓海が左SBに入りDF23 モヨマルコム強志は右SBに入る。同35分東福岡、この日2ゴールのFW9 大森真吾に代えてMF7 福田翔生を、 浦和南はFW25 佐藤智隆に代えてDF4 大谷祐介を投入。同40分東福岡、負傷気味だったDF15 丸山海大に代えてDF5 岩城雄大を投入し試合をクロージング。試合 はこのまま終了し、4-0で東福岡が勝利を収めた。後半シュートの本数では上回った浦和南だったが東福岡の牙城を崩すことが出来ず、夏の総体同様冬の選手権でも東福岡の前で涙を流す格好となった。
試合後、東福岡森重監督は「前半立ち上がりの浦和南の攻撃は素晴らしかった。課題は山積みなので修正し次につなげたい」と次戦へ向けての抱 負を語った。
(文・写真 甲斐雅人)